診療案内(口腔がん検診)

口腔がん検診

お口にできるがんを「口腔がん」と言います。
お口は食べる、話す、そして見た目と人間の尊厳や楽しみの根源に関わる大切な働きと構造が密集しています。口腔がんができ、進行してしまうとこれらを失ってしまい、人生の質を低下させてしまう恐れがあります。最近では口腔がんに限らず、「がん検診」を希望される方が増えています。当院では「オーラルック(ORALOOK)」などの機器を使用して口腔がん検診を行っています。がん治療は早期発見が一番です。年に一度のがん検診を心がけましょう。

口腔内蛍光観察装置「オーラルック」

オーラルックは口腔がん・口腔内健診システム機能を装備した機器です。口腔内に光を当てて観察するだけで、痛みや違和感なく検診をすることができます。オーラルックの検診時間はおよそ5分間でLEDの光を当てながら、異常がないかを観察します。お口の中の状態をそのまま写真撮影します。

国内の口腔がんについて

日本は口腔がんの患者数が年々増加しており、先進国の中で唯一、口腔がんにおける死亡患者数が増加しています。

しかし、他部位のがんと同様に口腔がんも早期に見つけることができれば簡単な治療で治り、後遺症もほとんど残りません。

1年に1回「口腔がん検診」を受けていただくことで、早期発見・前がん状態での発見に繋げ、少しでも多くの人が健康な生活を送れるよう当院では「口腔がん検診」をおすすめしています。

口腔がんの症状

口腔がんの初期段階は自覚症状がほとんどありません。痛みがある、食べたり飲んだりするとしみてくる、違和感がある、首のリンパ節が腫れる、口内炎が治らないなどの症状が出たときは既にがんが進行している状態です。

目に見える症状として、主に以下のような症状が現れてきます。

  • 舌や粘膜の変色
  • しこりがある
  • ざらざらした突起・潰瘍
  • 口の中の痛みしびれ感
  • 物が噛みづらい
  • 飲み込みにくい
  • 話しづらい
  • 顎や舌を動かしにくい

口腔がんの種類

一様に口腔がんと言ってもがんができる場所によってさまざまな種類があります。

舌がん 舌(ベロ)に発症するもの
歯肉がん 上顎より下顎に発症することが多く、奥歯の近くにみられます。
口腔底がん 口腔底は舌の下の部分にあたり、がんは前方に多く発症します。
頬粘膜がん 上下の臼歯の周辺粘膜、口角の後ろなどに発生しやすい。
口蓋がん 上顎に発症するもの
口唇がん 口唇粘膜と皮膚の境目にある皮膚や粘膜部分に発症します。

口腔がんの早期発見には歯科医院で

歯科医院での定期的なメインテナンスのついでに年に一度ほどがん検診を受けることで早期発見の率も上がってきます。

がん検診に興味がある方、少しでも気になる方はどうぞお気軽にお問合せ・ご相談ください。

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